学名:Abelia × grandiflora
和名:ハナツクバネウツギ(花衝羽根空木) その他の名前:ツクバネウツギ、ハナゾノウクバネウツギ
科名 / 属名:スイカズラ科 / ツクバネウツギ属
アベリアは、公園や道路沿いに数多く植栽されています。庭木としての利用はまだ少ないのが実情ですが
コンパクトで好みの大きさに剪定することができるうえに、花が美しいのはもちろん、斑入りなど
葉の観賞価値の高い園芸品種もあっておすすめの花木です。
アベリアは、19世紀中期にイタリアで作出された交配種です。
両親の長所である四季咲きといえるほど長い開花期や、半常緑でありながら寒さに強いという
特徴を受け継いだ、優秀な園芸品種といえます。
アベリアの野生種は、日本、中国、ヒマラヤ、メキシコに15種が分布する常緑
または落葉の低木で、日本には4種が自生しています。
別名のツクバネウツギは漢字では「衝羽根空木」と書きますが、これはウツギに似た姿で
プロペラのように広がる5枚の萼が花後も残り、羽根つきの羽根のように見えることに由来しています。