4月22日頃に極大を迎える流星群です。
普段の年の流星数はそれほど多くありませんが、ときおり突発的に流星数が増加することがあります。
国内では1945年に1時間あたり約90個の記録があり、海外では1922年、1946年、1982年などに流星数の増加が観測されています。
こと座にある放射点が空高く昇る4月22日午後11時頃から翌朝までがおすすめの観察時間帯でしょう。
母天体は1861年に出現し、太陽の回りを約400年の周期で公転するサッチャー彗星(C/1861 G1 Thatcher)です。
ただし、彗星の公転周期と突発出現の周期はあまり関係がないようです。
国立天文台 星空情報より
今夜遅くから明日の明け方にかけて「こと座流星群」がピーク☆今年は月明かりに邪魔されることもありません。
条件の良い場所なら1時間あたり最大で15個くらい観測できそう。各地の今夜の天気はどうでしょうか。
●『こと座流星群』 今夜遅くから明日の明け方にかけて観測におすすめ☆
4月こと座流星群が極大を迎えます。
実際の極大時刻は明日の朝9時頃で、空が明るくなり観測には向きませんが、
日本付近では今夜遅くから明日の明け方にかけてが最も適した時刻になります。
今年は月明かりの影響もなく好条件です。
突発的に多数現れることもあり、条件の良い場所なら1時間あたり最大で15個くらい観測できそうです。
方向を定めずに、広く空を見渡すといいでしょう。
●九州や中国、四国、北海道西部など広く観測のチャンス☆
では、今夜の天気はどうでしょうか。
星空指数をもとにチェックしてみますと、
九州や中国、四国、北海道西部などを中心に広く観測できそうです。
【星空指数の高い所】
九州や中国、四国では夜は晴れて、星空が見られそうです。観測には絶好の天気でしょう。
沖縄は日中は雲が多いですが、夜は晴れてきて観測可能になりそうです。
また、北海道は西部で晴れそうです。是非、夜空を眺めてみてください。
【星空指数がまずまずの所】
関東と近畿は雲が多めで、近畿では一部でにわか雨の可能性もあります。
ただ、所々で晴れ間がでますので、一度空を見渡してみるのも良さそうです。
【星空指数が低い所】
東海や北陸方面は雲が多いでしょう。新潟付近を中心に雨の降る所があり、星空を見るのは難しそうです。
東北は指数が低くなっているものの、晴れ間があるでしょう。
興味のある方は、夜遅く空を確認してみてください。
日中は暖かくなってきましたが、夜はまだ冷えます。
観測の際は、体を冷やさないよう防寒対策をしっかりとして、暖かい飲み物なども用意するといいですね。
願いごとを胸に、夜空を見上げてみてください☆